阪神・大和の可能性

ルーキー時代から首脳陣からは「守備だけなら1軍でも通用する」と太鼓判を押され、北京プレ五輪野球日本代表に招集された際には当時の星野仙一監督から「阪神で一番守備が上手い」と評され、落合中日の象徴「アライバ」の名コンビで6年連続ゴールデングラブ賞を獲得した現読売ジャイアンツの井端弘和1軍内野守備走塁コーチには中日ドラゴンズで現役選手の時代に自身で選んだ「守備のベストナイン」の二塁手部門に大和を入れている。

更に2012年の関西ローカル番組「虎バン」に落合博満氏が出演の際、既に「阪神の将来を考えるなら鳥谷敬をサードにコンバートし大和をスタメンでショートにすべし」と発言されている。

これだけの期待を入団当初から期待されながら、未だスタメン定着に至らないのは金本監督にも「打撃の向上がなければ一生便利屋で終わるぞ」と言われている様にタイガースで生き残るにはやはり打撃が原因なのは明白である。

では、1軍で100試合以上出場している2012年以降の打撃成績はこんな感じです。

2012年 : 128試合 打率.257 80安打 0本塁打 26打点 17盗塁 19犠打 出塁率.300 ops.618

2013年 : 104試合 打率.273 105安打 0本塁打 21打点 19盗塁 35犠打 出塁率.334 ops.654

2014年 : 121試合 打率.264 105安打 1本塁打 24打点 11盗塁 50犠打 出塁率.318 ops.638

2015年 : 123試合 打率.225 56安打 0本塁打 12打点 5盗塁 28犠打 出塁率.272 ops.517

2016年 : 111試合 打率.231 53安打 1本塁打 20打点 3盗塁 15犠打 出塁率.270 ops.594

2017年 : 73試合 打率.294 40安打 1本塁打 11打点 2盗塁 1犠打 出塁率.356 ops.709

※(2017.8.8終了時点)

※各年度の太字はリーグ最高

こうしてみると物足りなさは感じます。

ですが同様に福岡ソフトバンクホークスの今宮健太内野手の2012年以降の打撃成績を見比べてみましょう。

2012年 : 126試合 打率.238 73安打 2本塁打 14打点 8盗塁 21犠打 出塁率.267 ops.559

2013年 : 143試合 打率.253 124安打 5本塁打 43打点 10盗塁 62犠打 出塁率.312 ops.658

2014年 : 144試合 打率.240 132安打 3本塁打 42打点 10盗塁 62犠打 出塁率.295 ops.602

2015年 : 142試合 打率.228 104安打 7本塁打 45打点 3盗塁 35犠打 出塁率.279 ops.605

2016年 : 137試合 打率.245 122安打 10本塁打 56打点 8盗塁 38犠打 出塁率.312 ops.682

2017年 : 99試合 打率.282 105安打 8本塁打 39打点 11盗塁 33犠打 出塁率.334 ops.752

※(2017.8.8終了時点)

※各年度の太字はリーグ最高

こう見てみると、年俸ほどの差が成績に表れている様には思えない。しかし、元々この選手は守備を評価されて試合に出続けている。そして、打席では繋ぎのバッティングを意識している為か犠打の多さが目立つ。

守備の能力だけを言ったら大和も勝るとも劣らない。犠打も使い続ければある程度の成績は残しそうだ。さらに、打撃も今シーズンはスイッチヒッターになり向上している。

年齢的に考えるとはもう後が無い部分はあるが(今年30歳)、能力の高さだけを考えたらチームによっては覚醒する可能性も十分にありえる。元西武〜中日に在籍していた和田一浩氏は2050安打の内の大半を30歳を過ぎてから打っているだけに期待してならない

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